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マンガ家の日記


1月30日 〈COMIC ZIN秋葉原店にイラスト入りサイン本。〉

「ミミア姫」と「愛しのかな」と「もと子先生の恋人」の
それぞれの店頭販売用の単行本に
イラストとサインを描かせていただきました。
(※どれか1冊だけに、カバーを外すとさらにもう一体「かな」がフフフと潜んでいるのがあります)


1月1日 〈謹賀新年〉

新年あけましておめでとうございます。

読者の皆様の今年のご健康と幸せを祈ります。
少しでも良い作品を描けるよう
一生懸命がんばります。


12月29日 〈近況です。〉

近況です。

現在はずっと、
すべての仕事を止めて「ミミア姫」第3巻の
仕事に集中しています。

「ミミア姫」第3巻(最終巻)の作業進捗は
現在までのところおよそ全体の三分の一から四分の一ほどといったところです。
ここまで新作(含雑誌版改稿)139ページ。
完成する第3巻は自分のこれまでの本の中でも最大級のページ数の本になる見通しです。

読者の皆様には、長くお待たせしてしまってすみません。
来年の春には皆様に読んでもらえることを目指してずっと作業を進めてきましたが、
まだ、いつまでにとお約束できるところまでは来ていません。
完成までには、あともう数ヶ月の時間が必要です。
もうしばらくお時間を頂戴することになります。
お待たせしてすみません。

進捗や見通しについては、
これからも時に応じて、可能な限り正直なところを伝えていきたいと思います。



「ミミア姫」は自分のすべての愛情を注いだ作品です。

自らの良心に従い、最善を尽くして
良い作品にします。

完成を楽しみにしていてください。


10月28日 〈「愛しのかな」第3巻(最終巻)、発売されました。〉

「愛しのかな」第3巻(最終巻)が10月27日、書店の店頭に並びました。
温かく気持ちのいい本に仕上がっています。
僕だけでなく、担当編集者の加藤さんを始め、みんなで心を込めて作りました。

よろしければ、
どうぞ手に取ってみてください。



COMIC ZIN 秋葉原店」では店頭展開してくださいました。


   
小さいかな、可愛い。
 
「沢山 元気を貰える作品です。」
「飲んで 食べて 笑って ○○して・・・
まさに『愛しい』幽霊との幸せで切ない物語。」
作者うれしいPOPコピーです。



かなは愛されて、しあわせです。


10月21日 〈「愛しのかな」第3巻(最終巻)来週発売です。〉

「紙焼き」でのチェックも終わり、作者も今は出来上がりを待つばかりとなりました。

「愛しのかな」第3巻〈最終巻)が来週10月27日に発売です。
どうぞよろしくお願いいたします。


9月3日〈台湾の「ミミア姫」〉

台湾版「ミミア姫」第1巻


写真は今夏8月12日〜17日に台北で催された第10回漫画博覧会の様子です。
大きな「ミミア姫」の看板に感激しました。
台湾のスタッフの皆様、どうもありがとうございます。


台湾版「ミミア姫」はセリフや固有名詞や描き文字の一つひとつまで丁寧に気をつけて翻訳されていて、
非常に素晴らしい外国語版となっています。
作品をとても大切に扱って下さっている姿勢がひしひしと伝わってきて、作者として本当に嬉しくありがたいです。
本当にありがとうございます。

また、「ミミア姫」の「非西洋的」な世界観と台湾版の漢字の言葉の画面が、想像以上にピッタリとよく合っていて、
(あたかも本来はこのように漢字で表記されるべきだったもののような気さえしてきます)
オリジナルの日本語の画面とはまた違った味わいを生み出しています。
これは作者にとっても面白い発見でした。



「ミミア姫」は「日本から」しか生まれ得ない作品を明確に意識して描かれました。

そういう意味では、「ミミア姫」が海外の読者に読まれることは作者の本望です。
自分とは異なった宗教観や歴史を持つ読者の心にこの作品はどのように届くのか、
とりわけ、これから描かれる結末部を外国の読者はどのように読まれるのか、
深い関心を覚えます。



最後まで愛情を込めて描き上げたようと、気持ちを新たにしました。


7月1日〈「ミミア姫」漬け〉

「ミミア姫」、全力。
作業量は増量中。
第3巻を便宜的に3幕に分けると現在は第1幕から第2幕前半の再構成。
日々、蝦蟇の油。
とにかく全力を尽くしています。

遠くを見すぎると怖くなるので、足元だけをしっかり見て、歩を進めることを自分に言い聞かせています。
「愛人[AI-REN]」の最終巻の時に学習したように、
朝、きちんと起きて、その日一日の仕事に一生懸命になること。
どうやったって一日は24時間、魔法はない。
一日には一日分の仕事しか出来ない。

あとは、これを描き上げるまでは自分は絶対に死なないと決めること。
事故に気をつける。
体調管理にも、真剣に注意する。

楽しみしてくれている読者たちがいて、
本を出そうと言ってくれている編集者たちがいて、
自分には描くべき作品がある。
これ以外に望む必要のなることはない、
恐れたり迷ったりする必要は何もない、そう決めてしまおうと思います。



朝、目を覚ましてから、夜、眠るまで。
今、すごく楽しいです。


〈6月30日 〈バージョンアップしたい〉

面白いものを描きたい、と意識しています。
読者が読んでいて続きが気になって、集中して、どんどん読めてしまうような、
そういった「面白さ」。

「ミミア姫」の第3巻は「面白い本」にしたいと強く意識しています。
こういう感覚は多分マンガ家になって初めてのものだと思います。

この第3巻で描き手としてバージョンアップしたい、と願っています。
強くなりたい。


6月14日 〈「愛しのかな」連載最終号。〉

「ドキッ!」7月号が手元に届きました。
「愛しのかな」の最終回が載っている号です。
今号から印刷がオフセットに変わった「ドキッ!」の美しく印刷されたページを繰りながら、感慨。
おかげさまで、無事連載を終えることが出来ました。

担当編集者の加藤氏とは「初夜2」の時からのご縁です。
「初夜2」では読みきり形式の中で、1作品ごとにこれまで描いたことのなかった世界観を引き出してくれました。
「夏物語。」「一緒に暮らそう 」「西瓜の女」・・・どれも深い愛着と充実感の持てる仕事になりました。
作家の背中をさりげなく押してくれるのがとてもお上手で、
気がつくと安心したまま新しいことに思い切り良く挑戦できている、といった感じの仕事が出来ました。

「愛しのかな」でも僕はこれまで描いてこなかった新しい世界に踏み込むことが出来ました。
僕以外の他の人からは、ひょっとしたら気付かれにくいものかもしれませんが、
自分は描き手としてのヴァージョンアップが出来たという確かな感触を得られました。


6月10日 〈一歩ずつ。〉

「ミミア姫」単行本作業は登山か長距離走の趣です。(どちらも実際にはしたことはありませんが)
作品の内容に寄り添うなら、やはり旅のイメージでしょうか。
たとえ遠くても1ページ1ページ、一セリフ一セリフ、
とにかく一歩ずつ。
「絶対にいい作品にする」その決意だけを堅く固めたら
後はとにかく一歩ずつ、です。

お姫さまは
遠い旅をやってきました



現在のところ「ミミア姫」最終巻はかなり分厚いものになる見通しです。


6月1日 〈「愛しのかな」アップ。〉

「愛しのかな」、連載最終回分LIFE22「春と幽霊」を描き終えました。

ほとんど準備期間もなくスタートの作品でしたが、
2005年末(2006年初頭)から2009年6月までの3年以上の連載になりました。

おかげさまで無事描き上げることが出来ました。
「愛しのかな」は読者の皆様にも非常に愛されて、
僕にとっても毎回描くことが楽しみの作品でした。
とても愛着のある作品になりました。

〈5月27日 手応え。〉

「ミミア姫」、最終巻の作品の姿が、見えた、気がしました。
この方向。

大変作業になるけれども、描こう、と思います。

〈5月4日 声〉

十代の終わり。
ダビングしてもらったカセットテープで聴いた武道館の歓声。
あの歌声。
夜、灯りを消したひとりの部屋で初めて聴きました。
いろんなものが弾け飛んで、
世界がひっくり返りました。

それは確実に人生のひとつの転換点になる体験でした。
多分、あの頃からようやく
少しずつ少しずつ「自分の人生」を始めることが
僕にも出来たような気がします。
誰の物でもない「自分の人生」を。



今でもギターを手にすると取り合えずは「雨上がりの夜空に」を弾きます。
初めて上手く弾けたときは、ものすごく嬉しかった。

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