ローマ字のヘボン式、日本式、訓令式の主な違い

 ローマ字表記は混乱しています。教育者はとまどっています。生徒はどれが正しいか知らないまま大人になります。
 
  ヘボン式 日本式 訓令式発音記号
サ行 sa shi su se so sa si su se so sa si su se so
タ行 ta chi tsu te to ta ti tu te to ta ti tu te to
ハ行 ha hi fu he ho ha hi hu he ho ha hi hu he ho
ザ行 za ji zu ze zo za zi zu ze zo za zi zu ze zo
ダ行 da ji zu de do da di du de do da zi zu de do
シャ行 sha shu sho sya syu syo sya syu syo
チャ行 cha chu cho tya tyu tyo tya tyu tyo
ジャ行 ja ju jo zya zyu zyo zya zyu zyo
ヂャ行 ja ju jo dya dyu dyo zya zyu zyo

もともとジャの発音は、シャと同様、舌が上につかない発音のはずでしたが、
ジャ行 ( ja ju jo ) zya zyu zyo zya zyu zyo
現代日本語ではヂャ行と同じ、舌を上につける発音になっています。
日本人はシャ、チャは言えるのに、その濁音ジャ、ヂャのうち、ジャは、ほとんどの人はヂャで代用しているというか、そもそも「ジャ」の発音が正しく出来ません(フランス語では特に多い発音)。
それから、例えば[sya]、[tya]、[zya]は、[sha]、[cha]、[ja]とは別の発音表記に使うべきですが、違いが分からない日本語の専門家がいるのでしょうか。それとも、無視して良いと考えておられるのでしょうか。
(一例をカナで表記しますと、例えば テャ[tya]とチャ[cha]の区別)

ハ行についてはフ[fu]だけでなく ヒもハ行音から少し外れていますが、違いの大きい [fu] だけを別にすれば良いと思います。
1)は[hu]と[fu]の中間と言うか、唇をせばめ(あつものをフーフー吹くように)発音
([fu]は下唇を軽く前歯に接触する摩擦音でフとは違う発音ですが、[hu]とは違うということを強調する意味があります)。

2)より唇をやや大きく開いて、喉奥ををかすかに狭めて発音
(「ハ、ヘ、ホ、フ」と区切って言ってみてください。フで唇を少しすぼめませんか)

3)は舌奥を高めて出す摩擦音、ドイツ語のich(イッヒ)の「ヒ」を弱くした様な発音
   
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