トランス脂肪酸関連サイト


アレルギーのひどい人はやむを得ないが、あの食品を食べるな、この食品はひかえよと、あまりヒステリックに言っていては、この世を離れて隠遁生活をするしかなくなる。

しかし、どうも日本では、大メーカーに嫌われる発言をする学者、研究者は少なすぎるようで、我々自身が注意をする必要がある。
トランス脂肪酸についても、さすがアメリカでは活発に議論されているようだが、アメリカでも大メーカーや商工業組合の無害という反論もある。
日本では検索で調べても「トランス脂肪酸が身体に悪いので、マーガリン、ショートニング類は食べるな」というようなのが、数件見つかったのみだ(2001年10月現在では......その後日本でも増えてきた)。
(追記 2006年からアメリカではトランス脂肪酸の含有量表示が義務づけられているが、日本では何の規制もない(牛肉のBSE問題では日本の方が規制が厳しいが)
   日本の状況について、最近の各メーカーの改善状況を末尾に引用した。

アメリカなど世界では、インターネットでもトランス脂肪酸関連がたくさんあり、載せきれないほどあったので読み切れない。いくつかを下に、主にリストだけをあげる(1〜12まで)。
 (2005.05.19)追記 (その後(すなわち2001年10月以降) リンク切れになったサイトを青色で表示
 13.以降に、2005年以降のものを追加して行く。

  1. Companies' Use of Trans Fat in Foods Begins to Draw Focus of FDA, Buyers (by Raka Balu / Copy right 1998 Dow Jones & Co., Inc. / Wall Street Journal(June 8, 1998)
    食品にトランス脂肪を使用する会社はFDAやバイヤーの注視を受け始めている。/ウォールストリートジャーナル
    http://Junkscience.com/news2/transfat.htm
    トランス脂肪%の多い食品の抜き取り例
    スナッククラッカー         40%
    チョコチップクッキー        36%
    バニラウェーファー(ローファット) 32%
    コーンマフィン ミックス      32%
    など

  2.  (TRANSINFOWEB)    リンク切れだが Web Archiveに記録あり

  3. Are Trans-Fatty Acids a Health Hazard?
    http://www.benbest.com/health/transfat.html

  4.  (The Secret of Trans Fat)    リンク切れだが Web Archiveに記録あり

  5. Trans Fat Spells Double Trouble for Arteries.
    http://www.cspinet.org/new/transpr.html

  6.  (Personal Health: Making Sence of Latest Twist on Fat in Diet/November 25, 1997)
     リンク切れだが Web Archiveに記録あり

  7.  (Vegetable fat as hazardous to your heart as lard)
    広く加工食品に使われている、化学的に変成された植物油は、トランス脂肪酸を含むから、肉類の飽和脂肪と同様にコレステロール値を上げる。

  8.  (Understanding Fat(DIABETES A-Z))

  9.  (Are Trans Fatty Acids OK?)
     リンク切れだが Web Archiveに記録あり

  10.  (Questions and Answers about Trans Fats)

  11. The Really Bad Guy Fats

  12.  (Saturated vs Unsaturated Fats vs Trans-Fat)
    Margarine - Just Say No


    追加(2005.05.19)

  13. BAN TRANSFATS (ban = ”禁止、禁止する” の意)
    http://www.bantransfats.com/
    "We have settled our lawsuit against McDonald's" 「我々の提訴していたマクドナルド訴訟が終結」、 「現在の表示例」を掲載している
      http://www.bantransfats.com/mcdonalds.html 訴訟背景解説記事 デンマークではトランスを2%以上含む油脂類を法律で禁止、アメリカでは指針としてトランスを可能な限り少なくなど

  14. Trans-Fat: What Exactly is it, and Why is it so Dangerous?
    http://www.mercola.com/2003/jul/19/trans_fat.htm トランス脂肪は悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす。心疾患や糖尿その他に悪影響。マーガリン、ショートニングは安く、酸化劣化しにくいため、加工食品(ポテトチップ、フライドチキン、ドーナツ、クッキー、クラッカー、等々)に多用されている。アメリカ政府のトランス脂肪表示義務づけは喜ばしいが、実施が2006年1月なので、それまでそれを避けるのに苦労しなければならない。

  15. 日本でもトランス脂肪の警告が増えてきました
    AllAbout 家庭の医学編 ケーキ・クッキー・レトルト食品はだめ! 植物性の人工脂肪は健康の敵!(20040518/)

    私注 欧米では日本より冠動脈疾患が非常に多く、平均肥満程度もずっと高いので、関心はトランス脂肪の量的な問題に集中している。しかし脂肪酸は人体の全ての細胞膜の主成分であり、かつ、その膜の脂肪酸から炎症、発熱、かゆみなどに関与する局所ホルモンがつくられる(それを阻害する薬品がアスピリンであり、ステロイドなのだ!)。
    それゆえ、我々はトランス脂肪酸から逃げられないにしても、「何パーセントまでは問題ない」という表現には違和感を感じる。生命には関わらないとはいえ、現代はアトピー、喘息、花粉症などアレルギーが増えている(確かに昔はアトピー、花粉症など聞いたこともなかった)。
    ホルモンが関与するものは、環境ホルモンなど、出来ればゼロにしたいところだが、ゼロは不可能な場合が多く、直ちに障害が出なくて、実行可能な範囲の許容値(の何百分の1など)を決めることが多い。それを逆手にとり、そこまでは大丈夫というのは悪質だと思う。

    AllAboutでは、トランス脂肪酸と花粉症やアトピー性皮膚炎との関連性についてもキチンと言及している。そこに引用しているように、ドイツでトランス脂肪酸規制の原因となったのは「腸の慢性炎症疾患でクローン病という難病」との因果関係が証明されたからだが、私は、クローン病は「腸のアトピー性皮膚炎」ではないかと思っている。



    追加(2005.09.12)

  16. 日本生活協同組合連合会
    トランス脂肪酸(不飽和脂肪酸・食品原料)問題についてのQ&A
    生協連の全粒ライ麦食パンはじめ各種パンにもショートニングが使われているが、ここで見られるように生協連はそれを隠さず、売る側としてはかなり事実に基づき客観的に記述されている。

    ところが一例だが、Pascoのパンにはショートニングかマーガリンが(必ず?)使用されているが、問い合わせに対し、一向に改善する姿勢がない。

  17. 日本マーガリン協会
    「トランス脂肪酸」について
    上の生協連にくらべ、こちらは知識がないのか、わざとボカしているのか、日本人の食生活では全く問題ないと断言している。
    平均値で言えば日本人の油脂摂取量は欧米に比べ少ないかも知れないが、スナック菓子、アイスクリームが大好きな若者も含め、全員が問題ないのだろうか。
    日本では「普通の食生活においてトランス酸の摂取過剰によるリスクを心配する必要は全くない」と書いているが(2005.9.12現在)、そこまで言い切れるのか、後にもし問題が起こればアメリカのマクドナルド訴訟のように補償する覚悟があるのだろうか。
    5年以上前の統計資料、御用学者の著書など都合の良い部分を引用したりしていて、都合の悪い情報は極力隠している。
    「自然界には乳や乳製品、反芻動物にも脂肪中に4〜5%含まれています」などと書いているが、自然のものは化学構造が共役型で問題のトランス脂肪酸とは異なって、むしろ有益な作用があり、アメリカでも有害脂肪酸のリストに含めていないことには言及していない。

  18. 小橋式「陰陽バランス食事法」
    Vol.10 マーガリンは体に悪い!?知らないと怖い「油」の話
    Vol.26 正しい油脂の摂り方について
     2つとも少し長いが、しっかりと納得しやすいように解説されている。


    追加(2007.01.01)

  19. アサヒコム(2006.12.06)
    NY、市内の飲食店からトランス脂肪酸を締め出す計画
    ニューヨーク市の保健委員会は5日、とりすぎると心臓病の原因になるとされるトランス脂肪酸を市内の飲食店から締め出す同市の計画を全会一致で承認した。全米で初めてという。
    同市の計画は、6カ月以内にフライ用油やマーガリンに含まれるトランス脂肪酸などを1食あたり0.5グラム未満にし、18カ月ですべての食品に同様に広げる。

  20. セブンイレブン
    セブン-イレブンの「焼きたて直送便」
    血中LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を上昇させ、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を低下させると言われているトランス脂肪酸含有量を著しく減少(1/10以下)に(メロンパンなど)


  21. 最近のメーカーの改善状況
     (食品と暮らしの安全)より
    2005年7月1日
    プラスチック化された油脂=トランス脂肪酸 調査報告
    (マーガリン部分を要約した)

    雪印(ネオソフト4.18%)、ユニリーバ(ラーマ バターの風味8.10%)、日本植物油協会など 
     :「現在の平均的日本の食生活では全く問題がない」
    明治(コーンソフト9.04%): 「重要なこととして認識しているが、今はまだ対応できない」
    小岩井マーガリン(1.47%): すでにデンマーク基準クリア
      から 

    2007年2月1日
    マーガリンは低減進む
    (要約)

    上記調査ではデンマークの基準(トランス脂肪酸2%以下)をクリアしたマーガリンは小岩井マーガリン(1.47%)だけだったのが、今回の調査では、基準は未達成ながら、各社とも大幅に減少させた。
    大手メーカーでなく、デンマーク基準をクリアしているマーガリンは、創健社の、「べに花ハイプラスマーガリン」(0.5%)、大地の「大地有機マーガリン」(0.43%)など

    2005年当時、「全く問題がない」と言ったメーカーがこっそり改善しているのは、営業政策のため、消費者をだましていた(あるいは、甘く見て、ごまかしていた)わけで、トランス脂肪酸が悪いことを知らなかったのではないと思う。
    コーン油から名前を取っていて、すぐに対応出来ないと認識していた明治の方が、まだ正直で好感度が高い。
    対策は、室温で固体の熱帯性植物油(パーム油など)か、部分水素化でなく100%水素化油脂(トランス脂肪酸がゼロになる)を活用しているようだ(小岩井は後者か)。


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